Magic hour

空に手を翳して

SZ10TH

こんにちは。わたぐもです。

思うところがあり、はてブロに移動してきました。

夏だし(?)、書きたいと思っていたものを形にしようウィークをスタートさせます。

第一弾。

 

 

2021年5月。

私ははじめてSexy Zoneのコンサートに向かった。ワクワク学校でしかSexy Zoneを生で見たことがなかったので、ポプステで迎えるはずだった初SZ対面コンがついに2021年に叶った。

 

とっても楽しかった。4人だけど5人で、やっぱりちょっぴり寂しいけれどそれ以上にあたたかくて優しくて、想いと工夫の詰まった、文脈のある前向きなコンサートだった。過去も未来も大事にした上で今を生きている、そんな感じがした。

 

 

 

以下、Twitterに書いたものもあるけれど書き残しておきたい記憶を綴ります。最後の方は自分の話です。

 

 

 

開演前

モニターにセクベア登場。太〇の達人さながらのクラップ練習が始まったところに"声を出さずにこのコンサートを楽しんでね"というメッセージが込められているようで上手いな...と思った。最初はイージーなのに最後激ムズクラップを課してくるから負けじとついていくべく頑張りました。すでに楽しかった。

 

 

LET'S MUSIC 

開幕一発目の衣装が本当に景気が良くて好き。それぞれに似合う派手衣装。けんとくんがブーツを履いていたのテンション上がった。一曲目がレツミュなの凄く良いなー!と思った。

この音に群がれ can't stop ain't nobody

(中略)

Take your hand, one more time, ひとりじゃないよ

という歌詞たちがコンサート開幕にめちゃめちゃ合う。

 

 

NOT FOUND 

ふうまさんのラップパート、紫のライトで会場が照らされているのもあってふうまさんが支配していた。カッッッコ良かった。

 

これまでのコンサートをステージ上に再現しながら進んでいくの、とても良かった...丁寧でエモーショナル...

「Hey, mari! repainting いける?」とAI mariによびかけてから始まるUnreality、そうきたかー!となりました。ぶわっと涙出た。冒頭マリウスくんの声も聴こえた。

 

Slow Jam→タイムトラベル

ここの!頭上で光る電飾が美しくて、スモークが幻想的に舞っていて好きだった。なんて言い表したらいいか良いワードが出てこなかったんだけれど、会報は「アメーバのように」と表していた。それだ。

このあたりの淡い紫の王子様系衣装が似合っていて綺麗だった。上品。コンサート内で1,2を争う好き衣装。ふうまくんの背中がめちゃめちゃ頼れる人という感じで格好良かった。

タイムトラベルがセトリ入りして嬉しかったーッ!しかもコンサートの振り返りとシングルメドレーの間のセクションに"タイムトラベル"が組み込まれていることに痺れた。

 

PEACH!

劇場版予告編映像のクオリティがすごい。YouTubeで公開しようよ~~
メガネをかけた美華蝶緑夢さん(そうくん)、めちゃくちゃカッコよくて一瞬息するの忘れた。薔薇園赤瞳さん(しょうりくん)はキュートさと愛くるしさが限界突破していた。

 

CANDY 

楽しかった。

布がオレンジ色になっていたのはすぐに気づいたんだけれど、センステがオレンジのキャンディーになっていたことに気づいた時にバッと視界が滲んだ。そこにもカラーが。

 

Mermaid

Mermaidを歌うそうくんを観られていることを本当に嬉しく思った。水鉄砲攻防戦はカオスだった。そうくんがステージで楽しそうにパフォーマンスしていることも画面に綴られていくそうくんが書いたものであろう歌詞の筆致もうれしかった。おかえり...!!

 

 

RIGHT NEXT TO YOU 

重低音が身体に響く感覚を久々に味わえて「コレコレ...!」と思った。"生きてる"感覚。コンサートの醍醐味はこういうところだということを思い出した。ライネク、やっぱりいいぞ~!!!

 

So Sick 

セトリに入ったことがマジで嬉しかった。しかも踊る。しょうりくんがギター弾く。円盤化したらもっとじっくり観たい。

So Sickのセトリ入りがどれだけ嬉しいかはここを読むとおそらくわかります。

civil-twilight.hatenablog.com

 

 

 

 all this time

イントロから涙がじわっときた。涙腺の限界がきた。

オレンジのペンライトに染まる会場と大切そうに歌う4人、そしてメンステの映像の中のマリウスくんが歌うパートで構成されていた。4人がそのメンステに向かって歩いていくところまでしっかり見られて、じんわりあたたかい気持ちに包まれながらほろほろと涙した。

 

それぞれのソロ曲を全員でやるというツボを見事に突かれました。最高だった。

 

メドレー

歴代の衣装が並ぶ光景、圧巻だった。メンバーは純白衣装を着て歌っていて非常に美しかった。

会場のペンライトの動きの揃い方がすごかった。特にSexy Zone(曲)ではその揃いっぷりが顕著で、こんなにたくさんの人がSexy Zoneを愛しているんだなあ、いや会場以外にもたくさんいるんだもんなあ、と感動した。

配信では、会場ではわからなかった衣装の細部が少し映って、ボタンに薔薇のデザインが施されていることを知った。その細かさ・こだわりに心が熱くなった。最高の仕事...!

 

RUN

やっぱりエネルギーのある曲だなと思った。

ふまけんの背中合わせを実際に観て、ご利益ある...!と思った。それくらいあの背中合わせには華やかで力強いパワーがあった。

 

 

アンコール

Twilight Sunset

今すぐこの瞬間を 閉じ込めてよ どうか Twilight Sunset

(中略)

僕らはこの瞬間を 止められないから Twilight Sunset

君の優しい嘘は夜に溶かしてしまえ

(中略)

あと少しだけ Waiting for starlight

 

時間を止められないことを歌を通して言語化して、だから夜に溶かしてしまえってなるコンサートのアンコール、お洒落だしそのセンスが本当に好き。本当の君をもっと見せて、本当のことをもっと話そうという歌詞からも分かるけれど、誠実な歌だなと思うし、それをアンコールに持ってくるところにも誠実さを感じた。Twilight Sunsetという曲名の通り、会場が夕焼け色に照らされていたのもぐっときた。

 

ここまで読まれた方はお分かりかと思いますが、コンサート中、私は様々な場面に鏤められたオレンジという暖かい色にぐっときていて。そのどれもに私が感じる意味が込められているかはわからないよなーと思いつつ、そう解釈する余地を残してくれるところに、優しさを感じました。

 

エピローグ

子供たち「Excuse, me. Can we be like Sexy Zone one day?」

(ねえおじいちゃん、僕らもなれるかな、彼らみたいに。)

おじいさん「Yes, if you can be yourself.」

(「君らしく」いればいいんだよ。)

 

メンステのモニターに流れる映像を観ながら、ぼろぼろぼろぼろ泣いた。

コンサートに参加した5月頃、私は就職のためのES執筆や面接に追われたり、ESや面接でバタバタと祈られたり、友人との就活の進捗の差に珍しく焦ったりしながら、健やかに生きていくって何なんだろう、自分の幸せって何なんだろう、そもそもなぜ就活で窮屈になって疲弊してんだろうアホらし、などといったことをぐるぐると考えていた(就活の話はまた別に書く予定)。

大学受験の時に聴いたぎゅっとがきっかけでSZを本格的に応援するようになって、励まされて、自分で選択した道を思ったより楽しく進んできたつもりだったけれど、そこでまたどう進んだらいいかわからなくなっていたのだった(わからなくなっていたことに気づいたのはこのエピローグを見た瞬間だった)。でもそこでまた照らしてもらった。本当に感謝している。

どうにか就活が少し落ち着いたころに観ることとなった7月の配信は、5,6月のことが自然と思い起こされた。5月にSZのコンサートを観られたことで、また自分を見つめ直して自分がどうしていきたいのか考えられたな、確実に前向きになれたな、というようなことが頭の中を巡った。

ありがとう、Sexy Zone

 

コンサートに参加して、

そしてエピローグを観て、

Sexy Zoneみたいになること≒自分らしくいること

という式が頭の中に浮かび上がり、それってどういうことなんだろうと私はしばらく考えていた。

そして

  • Sexy Zoneが自分らしくいようとしている集団だから君もそうあるといいんじゃないかなというメッセージ
  • Sexy Zoneになろうと考えるよりも"自分"を大切にすることが大事なんだよ、"何か"になろうとしてつらくなることがあるのならなろうとしなくてもいいんだよというメッセージ

の2つに行き着いた。

近いようで違うこの2つ、どちらにしても無理して自分を蔑ろにする必要はどこにもないと伝えているようで、あたたかくてとてつもなく大きな愛だと思った。

 

 

 

おわりに

グループによってコンサートに行った後に感じる感覚って少しずつ違うと思うのだが、私が今回Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10THから受け取ったのは「現実を生きていくためのエネルギー」だった。

 

コンサート後、帰宅しながら思い返していたのはwith 2020年10月号のマリウスくんのインタビューでの言葉。

 

(エンターテインメントを)再開するからには、ちゃんと現実に向き合えるようなエネルギーを手渡せる、そんな存在でいられたらなって思います。直接会うライヴ以外にも、未来のある若い方たちや、僕を応援してくれる方に、世の中のことを知ってもらうお手伝いだってできるかもしれない。今のプラットホームや影響力を活用できるように、もっと学んでいかないとなって思っています。

with 2020年10月号から引用

 

私が入った日の挨拶でふうまくんが、自分たちがみんなに支えられてきたからこそ続けてこれたし続けていけるんじゃないかなと思っています、だからみんなにとってもSexy Zoneがいるから頑張れるなと思ってもらえるグループになっていけたらなと思っています というようなニュアンスのことを言っていて、その言葉とコンサート後の気持ちを反芻するうちに思い出したのがこのマリウスくんの言葉だった。

 

 

参加直後のツイートの通り、まさに私は現実と向き合えるようなエネルギーをもらった。そこに彼らは生きていたし、明日から、いや今日からまた頑張っていこうと思う帰路だった。人生を大事に刻んでやるぞー!という気持ちが再び芽生えた。

 

 

 

5人であることを大切にしている、という感想を5月に参加した時は持っていたんだけれど、もしかしたらもっと切実に彼ら自身が5人を必要としていて、5人だから成立するコンサートを作りたかったのかもしれないと配信を観たときにちょっと思った。で、それはプレッシャーになるのかという話に行き当たるのだけれども、やっぱり5人がいい、彼にいてほしいという気持ちを表に出すのも、1つの誠実さであり愛の形なんじゃなかろうか。

一方で、表に出さず、心にとどめながら見守るのも1つの思いやりであり愛だということも知っている。私は彼らから愛の形の豊富さを学んでいる。HAPPYになれるカタチはそれぞれだよなーと、書きながら思う。

 

 

行けたことに本当に感謝している。昔からのファンの人も、最近ファンになった人も、誰のファンも、置いていかないコンサートだったように思う。少なくとも私はステージに歴史が蘇る演出に惹かれたし、ああオレンジのペンライト振ってていいんだなあ、ここにいていいんだなあと感じた。

 

 

ツアー完走おめでとうございます。これからもSexy Zoneのことを応援しています。もらったエネルギーを育てながら、自分の人生をより良く生きていきたいな。

 

 

 

2021/08/16 わたぐも